赤木かん子「今どきの大人と子どもの本」赤木かん子「今どきの大人と子どもの本」*子どもの幸せって? 「人間が子どもを育てると」いうことは、自分自身の育ちの中で傷ついた心や トラウマを癒そうとすること。 子どもの幸せの為に、親ができることは、 子どもが持って生まれた才能や素質が、できるだけ丈夫に、タフに根付くようにしてやること。 そして、その子が元々持っていないものは望まないこと。 どんなにすばらしいものが降ってきても、それを受け止める受け皿がなくては、全部流れていきます。 得意な分野の、自分の好きなものを与えられた方が、その才能はぐんぐん伸びる。 *人間の子供時代は、楽しくって幸福であるべき。 何故かというと、そういう子供は、大きくなった時にタフになるし、 基本的に「生きていることはいいことだと」と思う。 もし、子供時代が辛くて悲しかった人間は、 生きていることは辛くって悲しくって淋しいことだと思う。 スタンスが逆になる。 *子どもを守るということ 子供というのは遊びの天才。子供たちは好きなようにさせておくと、 次から次に新しいことを見つけてきて、顔を輝かせて遊ぶ。 →大人がやらなくてはいけないフォローは、そういう子供の邪魔をしない。 本質的には、「子どもが面白いと思うことは、大人は面白くない」 ・・・ゲーム・漫画・テレビ・カードなど 自分が要求すれば、お母さんは受け入れてくれる・・・安心感と信頼感 何を要求してもどうせ無駄 ・・・無常感・あきらめ感 《満足と共感》 子どもは親に共感を望みます。 だから、親は子どもに共感を返さないといけません。 でも、親は子どもに共感を望んではいけません。 自分の子どもに本を読んでやるときは、親は朗読マシーンだと思う。 *主役は「子ども」 大人であるということは、助けの必要な人間には即座に手を出し、 助けの必要でない人間には温かく見守り手出しをしないでいられること。 子どもを育てるということは、自分を捨てるということ。 (「私が、私が」 という心を、どれだけ越えられるか) 自分の子どもを自分の思い通りにしたいという欲望を捨てる。 ジャンル別一覧
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